2021.05.12
EOSとEDI
EOSはElectronic Ordering Systemの略である。
EOSの和訳は電子受発注システムであり、発注側が数量を入力することで、そのデータが受注側に送られ取引が完了する。
発注内容や行為をを電子化するだけではなく、在庫状況の確認に加え、業界によってはPOSとの連動も行っている。
さらにデータ送信フォーマットがあるようでない。
すべてはインターネット回線(IP網)で通信を行う。
※最近では中小企業共通EDIフォーマットがあり普及に力を入れている。
MOSはEOSである。
ではEDIとEOSの違いは何であろうか。
EDIはElectronic Data Interchangeであり、EOSに出荷や納品、請求、支払いまで一括で行うことができる。
また、通信形式は固定電話網が一般的であった。
NTTの固定電話網を用い、取引先すべてと専用線(VPN)で接続する。
取引先と取引する為には、専用線を設置する必要があった。
2024年よりEDIが随時IP網に移行されてくる。
そのため古いEDIの刷新やインターネットに親和性の高いEOSへの移行(EDI機能を含む)の動きが加速することが予想される。
さらにEOSと異なる点としては、アクション毎の「承認」が必要である。
発注側が発注した。
受注側がそれを受領承認。
受注側が出荷情報を発信。
発注側がそれを受領承認。
受注側が請求データを送信。
発注側がそれを承認。
という具合である。
それぞれのアクションにおいて「承認」が必要であり、その「承認」がないと受発注業務(取引)が全く進まないのである。
EOSは、すべてのアクションを「承認」なしで運用可能であり、どちらかと言うと一般のECに近い運用となる。
今後はEDIを導入すべきか。EOSを導入すべきか。
個人的考えは、両方のハイブリッドであると考える。
「承認」無しの運用で、回線はインターネットを採用し、出荷や納品、請求、支払いまで一括で行うことができるハイブリッド型である。
MOSも「時流」と「お客様のニーズ」を的確に捉え、MOSにEDIオプションを実装していくことでハイブリット型となる。
ただ、時流にあった製品をリリースしたとしても、お客様のお役には立てない。
MOSには強い「信念」がある。
「時流」+「お客様のニーズ※1」+「発注者※2が使い易いUI※3」である。
これはMOSの強みであり特徴でもある。
※1 MOSを導入する側(受注側)
※2 受注側から見た取引先(得意先様)
※2 User Interface